足の痺れや麻痺

痺れ(感覚障害)や麻痺(運動障害)は、私自身も長年取り組んできた課題です。
今回は 下肢(足)の痺れや麻痺 について、分かりやすくご紹介します。

 

下肢

 

 


足の痺れ・麻痺の原因は?

大きく分けると、現代医学的には次のような原因があります。

・神経の問題
・血管の問題
・筋肉の問題
・その他

さらに、その原因は「炎症性」「非炎症性」にも分かれます。
少し複雑ですが、大切なのは 原因によって治療の方針が違う という点です。

 


よくあるケース

実際に多いのは次の2つです。

1.腰に原因があるタイプ(腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症など)
2.脳梗塞や脳出血による中枢性の麻痺

ただ今回は、局所的に起こる痺れや無力感 にしぼって説明します。

 


局所的な痺れの特徴

例えば、足の親指の内側がしびれるケース。
これは、神経を栄養する血管の流れが悪くなり、神経の働きに不具合が出ている、と考えられます。

👉 もしあなたも「足の一部だけが痺れる」「歩くときに違和感がある」といった症状があれば、局所的な原因が関わっているかもしれません。

 


鍼灸でのアプローチ

鍼灸では、痺れている局所や、その部位を通る経絡に施術を行います。

・施術直後に変化が出る場合もある
・安定させるには時間が必要なことが多い
・目安としては1〜3ヶ月の継続治療が必要になることもある

状況が重いほど、時間も必要になりますが、その分しっかり改善を目指せます。

 


気になる「痛み」について

足先の施術は場所の関係で、鍼が少し痛く感じることがあります。

・「鍼が苦手」という方は無理をせず、他の治療法を考えた方がよい場合もあります。
・「多少は大丈夫」という方なら、神経性の痺れに鍼灸はとても良い結果が出やすいです。
👉 どちらがよいかは、実際に相談して一緒に考えるのがおすすめです。

 


まとめ

・足の痺れや麻痺にはいくつかの原因がある
・局所的な痺れは血管や神経の働きの低下が関わることが多い
・鍼灸で改善を目指せるが、状況によって期間は異なる

痺れや麻痺でお悩みの方は、「自分の症状がどのタイプか」 を知ることが第一歩です。 「どのくらい通えばいいのか」「鍼は合うのか」など、不安な点は遠慮なくご相談ください。

 

2025年09月26日